2014年4月26日土曜日

悪魔の囁き

時々、仕事帰りに新宿の中古カメラ屋巡りをしている。
その日もいつものようにふらっと立ち寄って、ショーケースの中を覗いては程度と値段を自己基準と照らし合わせてみたり。
ちょうどNikonのコーナーに差しかかった時、あるレンズに目が止まった。

Ai Nikkor 28mm F2.8S

以前はどこの店へ行ってもよく見かけた、ごくありふれたレンズ。
でも最近は人気なのか目にする機会もずいぶん減ってしまった。
それがその店には2本もあったのだ。

思わず気さくな店のおじさんに声をかけ2本とも取り出してもらい、レンズをつまみにカメラ談義が始まった。
おじさんも結構なニコン党らしく、蘊蓄を傾け出したら止まらない。

ひとしきり話に花が咲いて店を出た時、なんと手には先ほどのレンズのうちの1本が入った袋を下げていた。

悪魔が囁いたのだ。

気を取り直して翌日は別の中古カメラ屋へ。
その店へ行くのは何よりもジャンクコーナーを漁る楽しみのため。
たいていは鉄屑同然のカメラしかないのだが、時折救出したくなるようなものもある。
そんなのを見つけると嬉しくなるのだが、今まで買ったことはなかった。

その日は偶然にも「これがここにあってはいけない」と思えるものが置いてあった。

Nikomat FTn Black (後期型)

前回行った時は Silver の前期型に2,000円の値札が付いていたが、それはもう誰かの手に渡っていた。
この後期型は Black ということもあってなのか3,000円の値札。

ちょっと高いかなぁ、いや、でも滅多に出てこないとしたら妥当な気もする。
そんなことを考えながらシャッターの全速確認や、ミラー、ファインダー、モルトの状態などを確認。

やっと手に入れたF2を持ち出すのは気が引けるけど、Nikomat なら気軽に持ち出せるよなぁ。
などと思い巡らせつつ店を出たその手には、なんと Nikomat が入った袋が下がっていた。

またもや悪魔が囁いたのだった。

かくして我が屋の機材庫には新たにレンズ1本とボディ1台が追加されることに。
 

故障していた MD-4 も某オークションで格安入手できたし、そろそろ Nikon 復活の時期なのかもしれない。

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